「一時所得」の意味や関連する保険、どんな時に使われるかを徹底解説!

一時所得(いちじしょとく)

もしものときのための保険ですが、保険金に税金がかかることはご存知ですか?受け取った保険金は「一時所得」扱いとなり課税される場合があります。いったいどのような場合に一時所得になるのでしょうか。

一時所得の意味とは

「一時所得」とは、営利を目的とした継続的な行為から生じた所得以外の所得のことを指します。生命保険契約に基づく「一時所得」とは、生命保険契約が満期になり、契約者が受け取る満期返戻金や、死亡した時に遺族が受け取る死亡保険金、解約時に返ってくる解約返戻金などがあります。保険金にかかる税金は、契約内容によって変わってくるため、一概にすべてが一時所得になるというわけではありません。

一時所得の種類

懸賞や福引き、クイズ番組などの賞金・賞品
競馬、競輪、競艇、オートレースの公営競技の払戻金
生命保険の満期一時金、損害保険の満期返戻金
法人から贈与された金品
遺失物拾得者や埋蔵物発見者の受ける報労金
賃貸住宅の大家や地主などから受け取る立退料
遺族の支給を受けた未支給年金
確定拠出年金の脱退一時金

一時所得の文章・例文

例文1.一時所得とは、所得税における課税所得区分の1つである。
例文2.宝くじや競馬での賞金は一時所得扱いになる。
例文3.法人から贈与された金品や報労金も一時所得である。
例文4.労役や約務の対価は、一時所得とはならない。
例文5.場合によっては保険金は一時所得にならない。
契約者、被保険者、受取人の関係によって変わるので注意が必要です。

一時所得の会話例

  • 質問者アイコン

    生命保険で受け取れるお金って絶対に税金がかかるの?

  • 回答者アイコン

    入院給付金や手術給付金はかからないわ。でも満期返戻金は一時所得になるからかかるわね。

  • 質問者アイコン

    そうなんだ!他にかかるものって?

  • 回答者アイコン

    死亡保険金とか解約返戻金とか。

なかには、一時所得扱いにならないものもあります。

一時所得の利用事例

 一時所得は、その所得金額の1/2に相当する金額を給与所得などの他の所得の金額と合計して総所得金額を求めた後、納める税額を計算します。

一時所得の関連保険

 
関連保険には「養老保険」「学資保険」があります。

一時所得の関連用語

関連用語には「満期返戻金」「満期日」「死亡保険金」「解約返戻金」があります。

一時所得まとめ

例えば満期返戻金では、払込保険料との差額が50万円以下の場合、税金はかかりません。どういった場合に一時所得になり、ならないのか、その違いをしっかり理解し、また場合によっては確定申告をしなければならないので事前に確認しておきましょう。

 

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