「動産総合保険」の意味や関連する保険、どんな時に使われるかを徹底解説!

動産総合保険

動産総合保険とは、不動産以外の財産のうち、他の損害保険でカバーされないものについて保障される保険ですが、全ての動産を保障するわけではありません。どういった特徴があり、どのような種類があるのかを踏まえながら解説していきます。

動産総合保険の意味とは

動産総合保険とは、事業用の備品、機械、商品、または個人所有の動産を保管中、及び運搬中における事故、盗難による損害を補償する保険です。偶然な事故によって保険の対象について損害が生じた場合に保険金が支払われます。
保険の対象となる動産について、法人所有の特定動産(什器や機器、備品等)、商品や在庫品、現金小切手、展示品等があります。対して、保険の対象外となる動産は、自動車や船舶、飛行機等があります。

動産総合保険の種類

動産総合保険には様々な種類があります。
(1)商品在庫包括契約
メーカーや販売会社が所有する商品を出荷から引渡しまでの保管、運用中の損害を補償
(2)特定動産契約
事務所や店舗にある特定の動産を対象に保険期間を定めて補償
(3)現金・小切手契約
事務所内保管及び銀行等へ運送中の現金、小切手の損害を補償
(4)展示契約
展示会等に出品している動産を対象とし、店舗等から搬出後、展示中あるいは、運搬中の損害を補償
(5)リース・レンタル契約
リース業者がユーザーに賃貸する動産を対象として補償
(6)巡回販売契約
メーカーや販売会社等が、巡回して販売する商品を対象に、巡回販売の工程における損害を補償

動産総合保険の文章・例文

例文1.動産総合保険は、火災、落雷、漏水、盗難、破損など幅広い損害を補償してくれる。
例文2.動産総合保険は、保管中だけでなく、運搬中や展示中など切れ目なく一貫して補償する。
例文3.動産総合保険では、自動車や船舶、航空機などは対象外となる。
例文4.動産総合保険は、商品の製造・保管・運送・販売を自社で管理している場合に向いている。
例文5.動産総合保険は、他の保険では対象外の物でも対象となる場合がある。
対象となるモノについては、それぞれ保険会社によって異なってきます。

動産総合保険の会話例

  • 質問者アイコン

    来月からウチで高価な商品を扱うことになったんだよね。

  • 回答者アイコン

    そうなんだ?保険とか大丈夫?

  • 質問者アイコン

    大丈夫だよ、火災保険に入ってるからね。

  • 回答者アイコン

    火災保険は100万円を越える商品は対象外よ。それに盗難はそもそも火災保険で補償されないし。

高価な動産を扱う場合は、動産総合保険の加入をお勧めします。

動産総合保険の利用事例

夜間に展示品が盗難、運送中に車が衝突して破損などが利用事例としてあります。

動産総合保険の関連保険

動産総合保険の関連保険には、「火災保険」「工事保険」「損害保険」などがあります。

動産総合保険の関連用語

関連用語には、「動産」が挙げられます。

動産総合保険まとめ

動産総合保険に限らず、損害保険は名前だけではイメージしづらいものが多いかと思います。まずは自身のニーズをはっきりさせた上で、そのニーズに合った保険は何なのか、見極める必要があります。もし、不安であれば信頼できる保険会社に相談されることをお勧めします。

 

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