「簡易保険」の意味や関連する保険、どんな時に使われるかを徹底解説!

簡易保険(かんいほけん)

通称かんぽと呼ばれるこの保険、あなたは一般の保険とどう違うのかわかりますか?今は民営化されてしまったので保険内容などが変わり、一般の保険会社と大きな差はなくなってしまいました。しかし、民営化される前の簡易保険とはどういったものだったのでしょう。
民営化されてから年月が経ちましたが、簡易保険についてどこまで理解していますか?ここでは「簡易保険」について詳しく見てみましょう。

簡易保険の意味とは

簡易保険の意味としては、
(1)営利を目的にしないこと
(2)医師の診断を必要としないこと
(3)職業によって加入制限などがないこと
(4)保険金の支払いが即時払いであること
上記の項目にように一般的な保険に比べて簡易に保険に加入することができ、国民の生活を安定的に行うための国営の保険のことを簡易保険と言います。

簡易保険の種類

簡易保険には、「終身保険」「学資保険」「養老保険」「定期保険」「定期年金保険」などがあります。

簡易保険の文章・例文

例文1.簡易保険によって、危険な仕事に就職していても保険に加入することができる
例文2.簡易保険に加入時には医師の診断が必要ないので、持病を持っていても加入することができる
例文3.この簡易保険が登場することによって、一般の保険に加入したくても入れない人も保険に加入することができる
例文4.簡易保険は「かんぽ」が該当するが、郵政民営化によって国営でなくなった
例文5.簡易保険に加入する際、特約を加えてしまうと払った保険料に対する受取額の戻り率が下がってしまうことがある
簡易保険とは、加入することが容易であるゆえに、充実した保障内容を求める人には物足りないかもしれません。

簡易保険の会話例

  • 質問者アイコン

    かんぽのCMとかよくやっているけど、なんでなのかな?おばあちゃんとかにも「簡易保険には入っとけ」とか言われるんだけど。

  • 回答者アイコン

    昔の簡易保険といえばかんぽが該当するけど、民営化してしまって昔ほど配当金がないみたいだし、考えどころね。

  • 質問者アイコン

    そうなんだよなー。充実したものにしようと思ったら、ほかの保険会社がいいのかな?

  • 回答者アイコン

    それはあなたのライフイベントとかにもよるから、ライフプランナーなどに相談してみたら?

親やその上の世代の人からは「簡易保険がいい」と聞かされるかもしれませんが、それは配当金あってのことだということを覚えておきましょう。

簡易保険の利用事例

かんぽ生命の特別終身保険「新ながいきくん おたのしみ型」は、75歳まで生きていてもお得で、老後資金として活用することができます。
保険料を払った後に、受け取れる死亡保険金から基準保険金額の20%が減っていきます。
例えば、30歳男性:300万の基準保険金額で加入→60歳、65歳、70歳、75歳で各60万ずつ受取れます。(最終的な死亡保険金は60万円)
この時、60歳まで払い込む保険料自体は約259万円なので(特約は付けていない)41万円お得になります。

簡易保険の関連保険

簡易保険の関連保険として、「簡易生命保険」「学資保険」「定期保険」などがあげられます。

簡易保険の関連用語

簡易保険の関連用語として、「国営」「民営化」などがあげられます。

簡易保険まとめ

この簡易保険の前身は、19世紀中頃のイギリスで開発されました。当初は、保険が必要な悪条件で働きながらも保険が必要な工場労働者を対象にした保険が誕生したのです。工場労働者であったことから、その生計状態に適応するような無診査加入や低額保険料、週や月払い集金制がとれる少額の保険が特徴でした。
この保険がもともになり、世界中でこのような簡易保険の考え方が広まっていきました。簡易保険とは、歴史とも密接している保険だったのです。

 

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