「逓増型」の意味や関連する保険、どんな時に使われるかを徹底解説!

逓増型(ていぞうがた)

保険契約には様々な種類がありますが、その中でも法人企業向けで、役員報酬の準備として契約を伸ばしている「逓増型」があります。今回はこの「逓増型」について解説していきます。

逓増型の意味とは

「逓増型」とは、加入年数を重ねるごとに保険金が一定の増加率で増えていく契約のことを指します。逓増型は保険金を物価の上昇に合わせて増やすことが可能であり、解約返戻金も高額であることに加え、契約期間も短めと様々なメリットがありますが、その分保険料も次第に高額になっていくため、個人よりも法人向けとされています。また保険期間の前半と後半で損金率が変わり、保険期間の後半で支払う保険料は全額損金として計上されるので、解約のタイミングを誤ってしまうと期待したような効果を得られず損をする場合もあります。

逓増型の種類

逓増型定期保険は定期保険の一種です。

逓増型の文章・例文

例文1.逓増型の定期保険は、税金対策目的で企業に取り入れられている。
例文2.逓増型は契約期間は短めであるが、解約時に返戻金がある。
例文3.逓増型は、契約から5~10年後に解約返戻率が最も高くなるため、何十年も保険料を支払和なくて済む。
例文4.逓増型の最大の特徴は保険金が最大5倍になることだ。
例文5.逓増型は毎月の保険料が100万だったりと非常に高額である。
保険料はかなり高額ですが、その分、貯蓄性や節税効果に期待できます。

逓増型の会話例

  • 質問者アイコン

    逓増型が企業に人気なのはなんでなの?

  • 回答者アイコン

    支払った保険料を「損金」として計上できるからよ!

  • 質問者アイコン

    「損金」にしたらいいことあるの?

  • 回答者アイコン

    損金は、課税対象にならないからよ!

逓増型は、法人税を減らすことができるため、多くの企業で取り入れられています。

逓増型の利用事例

ある年度の法人税税務処理の例では、
解約返戻金1億円(益金)- 保険料積立金1億円(損金)= 0(非課税)
となって、課税は理論上0円となります。

逓増型の関連保険

関連保険には「定期保険」があります。

逓増型の関連用語

関連用語には「逓減型」「掛け捨て」「解約返戻金」が挙げられます。

逓増型まとめ

逓増型は、5~10年以内に解約返戻率がピークを迎えるため、その時に使い道が決まっている企業であれば、多額の保険金によって貯蓄や節税対策ができます。しかし解約のタイミングや税務処理を誤ってしまうと、損をしてしまう可能性があるので注意が必要です。

 

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