「変額個人年金保険」の意味や関連する保険、どんな時に使われるかを徹底解説！

変額個人年金保険(へんがくこじんねんきんほけん)

”年金”と一口に言っても実はその中身は種類が豊富で、厚生年金や国民年金などの公的年金以外にも、保険会社などが運用する私的年金もあります。今回の｢変額個人年金保険｣とは”変額”と付く事からも、返戻金や保険金が運用成績によって変動するのが最大の特徴です。それでは、他にはどの様な意味などがあるのか調べてみました。

変額個人年金保険の意味とは

｢変額個人年金保険｣とは、公的年金に対する保険であり、民間企業である保険会社や金融機関などが運営するので｢民間年金保険｣や｢投資型年金｣、｢変額年金保険｣とも呼ばれています。最大の特徴は前述した通り、保険会社や金融機関などの投資運用結果によって年金や保険額が変動するので、”定額”ではない保険となります。それ以外は他の一般的な保険と同じで、返戻金があったり死亡時には保険金を受け取れます。通常の｢個人年金保険｣は安全第一で満期額などが契約時に決定していますが、｢変額個人年金保険｣は投資の運用成績に左右されリスクとリターンの双方があるので、結果次第で受取金額である解約払戻金･年金が増減します。

変額個人年金保険の種類

｢変額個人年金保険｣の種類は、一般的な保険と同じ有期型と終身型と年金型に分けられます。
　・有期型…死亡時の保障は一定額で返戻金や満期保険金は変動する
　・終身型…死亡時の保障は一定額で返戻金は変動する
　・年金型…死亡時の保障は一定額で返戻金や満期年金は変動する
保険会社の商品によっては、｢変額個人年金保険｣でも死亡時保障の保険金がなかったり変動する場合もある。また、諸経費が保険料と別に掛かる事もある。

変額個人年金保険の文章・例文

例文1.成り行きで契約した変額個人年金保険だが、投資成果が思いの外良くて返戻金が想像以上に多かった。
例文2.友人と一緒に変額個人年金保険に入り、プロの運用成績に期待を募らせる。
例文3.メリットもあるが、デメリットであるリスクも高いのが変額個人年金保険である。
例文4.投資信託の保険商品が変額個人年金保険なので、通常の年金と誤解をしてはいけない。
例文5.変額個人年金保険は投資型年金であると認識すれば、変額になる事や元本割れも納得できる。

｢変額個人年金保険｣の解説めいた例文です。

変額個人年金保険の会話例

• 将来の年金がどうなるか不安じゃないですか？

• 私は途中入社だし、その間は国民年金だったから、普通の会社員よりも大分低いと思うよ！

• それなら尚更不安ですよね。何か貯金とかしているんですか？

• 親の勧めで、変額個人年金保険には入っているよ。保険金などが変動するのが怖いけど、上手くいけばさらに増えるしね。

会社員の同僚男女が、｢変額個人年金保険｣についての会話をしています。

変額個人年金保険の利用事例

30歳男性が保険料払込期間35年、毎月2万円の支払いで｢変額個人年金保険｣を契約した場合、65歳に貰える年金年額は約88万円、返戻率は約106％となった。100％を割ると元本割れだが、”変額”でも長期運用が功を奏して結果的には6％の利息が付いた事になる。

変額個人年金保険の関連保険

｢変額個人年金保険｣の関連保険には、｢終身年金｣｢保証期間付終身年金｣｢変額保険｣などが挙げられます。

変額個人年金保険の関連用語

｢変額個人年金保険｣の関連用語には、｢インフレ｣｢特別勘定｣｢投資リスク｣などが挙げられます。

変額個人年金保険まとめ

｢変額個人年金保険｣とは要するに、投資という側面が強い保険なので運用成績によっては、死亡保険金または満期保険金、解約返戻金が増減するので、最悪の場合は元本割れもあります。その一方、各保険会社の商品によっては、死亡保険金は一定額や最低保証額が決まっている場合もあります。よって、通常の保険は契約時に将来受け取る諸々の金額が決定していますが、｢変額個人年金保険｣の場合は未定となります。