「機関投資家」の意味や関連する保険、どんな時に使われるかを徹底解説!

B!

機関投資家(きかんとうしか)

株やFXなどの個人投資家なら、何度か「機関投資家」という言葉を聞いた事があり、意味も大凡で理解をしていると思われます。なぜ生命保険用語なのかと疑問に思う方もいるでしょうが、そもそも生命保険会社自体が投資をしています。それは、日経平均やNYダウなどが大きく値上がりした時に、ニュースなどで「機関投資家から大口の買い注文が入り…」と言った決まり文句が登場しますが、「機関投資家」の中には、生命保険会社も含まれているのです。それでは、より詳しい解説となります。

機関投資家の意味とは

「機関投資家」は、生命保険会社・損害保険会社・信託銀行・普通銀行・政府系金融機関・証券会社・ヘッジファンドなどの個人や法人から預かった大量資金を運用する企業の事です。投資用語としてはこれらの企業を一括りにしがちですが、厳密には「機関投資家」は定義がされていない曖昧さが残る言葉であり、使い方も幅広く解釈が難しい面もあります。なぜなら生命保険会社と損害保険会社は、契約者から預かった資産を守るという大前提があるので、証券会社やヘッジファンドなど他企業のように積極的な投資が出来ないルールが国によって定められているからです。よって、保険会社以外が様々な取引や投資で自由に運用しているのに対し、保険会社は国債など公社債を取引するのが基本で、またより長期的な展望の取引をするのが望ましいとされています。それが、近年の低金利なども相まって配当金が少ない要因ともされています。

機関投資家の種類

「機関投資家」は保険会社や銀行など企業の事ですが、それぞれの立場でさらに分別できます。
 ・アセットオーナー…資産の保有者となる組織でアセットマネージャーに外部委託などをする
 ・アセットマネージャー…資産の運用者となる組織で投資顧問や信託銀行など
 ・適格機関投資家…有価証券投資に係る専門知識と経験を有する者

機関投資家の文章・例文

例文1.最近は軟調相場だったが、今日は朝から機関投資家の大量買いが入り、大きく値上がりをしている。
例文2.機関投資家の反対になるのが、個人投資家である。
例文3.機関投資家とは国内の銀行や生保などで海外勢は含まれない。海外の銀行やヘッジファンドを外国人投資家と言う。
例文4.我々が毎月支払っている保険料の一部が、生命保険会社も含んだ機関投資家の資金に化けている。
例文5.機関投資家は大口投資家とも呼ばれ、市場を支える原動力となっている。
「機関投資家」をより詳しく解説するような例文となります。

機関投資家の会話例

  • また失敗したー。俺は投資の才能がないなー。

  • どうしたのスマホを見ながらブツブツと。

  • 株の自動売買をしていて、その状況確認をしてみたんですけど…。見事に損失が膨らみ、落ち込んでいるんです。

  • 株とかは保険会社などの機関投資家の動向に影響されるから、素人が無暗にやっても勝てないよ。

職場での休み時間中、株取引で損失出ている男性に、女性が「機関投資家」の意義を教える会話です。

機関投資家の利用事例

とある平日の午前9時ごろの経済ニュース例として、NYダウが史上最高値を更新し世界的な好景気に影響され、日経平均は朝方から機関投資家など長期投資家や外国人投資家からも買い注文が殺到し、前日終値より200円も高く寄り付きを迎えて始まった。

機関投資家の関連保険

「機関投資家」の関連保険には、「生命保険」「損害保険」「外国保険」などが挙げられます。

機関投資家の関連用語

「機関投資家」の関連用語には、「ヘッジファンド」「信託銀行」「年金基金」などが挙げられます。

機関投資家まとめ

「機関投資家」とは、個人や法人から預かった資産を投資で運用する国内の保険会社・銀行・政府系金融機関・証券会社などの事です。大口投資家とも呼ばれ、大量資金を運用するので日経平均や為替などの動きに大きな影響を与えます。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

関連記事

最新の記事はこちらから