「裁定審査会」の意味や関連する保険、どんな時に使われるかを徹底解説!

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裁定審査会(さいていしんさかい)

保険選びの際に、「保険会社の担当者に勧められるまま、その保険の特徴を十分に理解せずに加入してしまった...。」そういった人の中には、その保険が自身のニーズに合っておらず、悩んでしまう方がいらっしゃるかと思います。こうした悩みや苦情を整理し、解決することを目的とした機関、「裁定審査会」が存在します。

裁定審査会の意味とは

「裁定審査会」とは、生命保険に関する苦情や紛争を解決、処理する機関を指します。申し出のあった苦情に対して、生命保険相談所が解決に向けて努めたにも関わらず、問題解決することなく、また紛争に発展してしまうケースがあります。そうした場合に、中立、公正な立場から解決支援を目的としています。裁定審査会には、金融、保険分野において相当の知識、実務経験を持った弁護士、消費生活相談員、生命保険相談所職員から構成されますが、公平性を期すためにいずれの者もその生命保険会社と利害関係を持たない第三者が選ばれ、適性を確認するために面談も実施します。

裁定審査会の所属

生命保険協会の生命保険相談所内に設置されています。

裁定審査会の文章・例文

例文1.裁定審査会は、生命保険に関する苦情や紛争を解決、処理する。
例文2.裁定審査会は、生命保険会社相談所が1ヶ月経過しても解決できない場合に利用できる。
例文3.裁定審査会は、無料で利用することができる。
例文4.裁定審査会は、公平かつ公正でなければならない。
例文5.裁定審査会は、弁護士4人、消費生活相談員4人、生命保険相談所職員1名からなる。
利用は無料ですが、交通費、その他手続き費用は負担しなければいけません。

裁定審査会の会話例

  • 最近、この生命保険のニュース多いよな。

  • 不必要な生命保険の勧誘が問題となっているのよ。

  • 結局どうなるんだろうか。

  • 裁定審査会が動くと思うわ。

裁定審査会は中立、公正なADR機関として、金融庁からの指定を受けています。

裁定審査会の利用事例

契約時、既に他の生命保険に複数加入していたことから、保険加入の必要性はないとして勧誘を断っていた。しかし、募集人から虚偽の説明を受け、重要事項の説明はないまま、急かされて契約手続きをした。という事案に対して、裁定審査会により和解成立となりました。

裁定審査会の関連保険

関連保険には「生命保険」があります。

裁定審査会の関連用語

関連用語には「ADR機関」「裁定審査会」が挙げられます。

裁定審査会まとめ

裁定審査会の主な特徴は中立、公平であること、利用が無料であること、迅速に処理すること、です。そして条件を満たせば全国どこからでも手続きが可能となります。

 

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