「高度障害保険金」の意味や関連する保険、どんな時に使われるかを徹底解説！

高度障害保険金(こうどしょうがいほけんきん)

｢高度障害保険金｣は、保険に詳しくなくてもある程度は理解できる専門用語ではないでしょうか。事故や病気などで高度障害状態になった時に受け取れる保険金と推測ができます。しかし、実際にどのような障害でどのぐらいの金額になるかは、理解していないと思われます。そこで、これらについて詳しく調べてみました。

高度障害保険金の意味とは

｢高度障害保険金｣とは、被保険者が保険契約の責任開始日後に、事故や病気などで両目を失うなどの高度障害状態に陥った時に、死亡保険金と同額を受け取れる事です。主な高度傷害は下記の通りです。
　・両目視力を永久に喪失
　・言語またはそしゃく機能を永久に喪失
　・中枢神経系、精神または胸腹部臓器に著しい障害で介護を要する状態
　・両上肢とも手関節以上で失う、またはその運動機能を永久に喪失
この様な状態と確認されると、｢高度障害保険金｣として死亡保険金と同額が支払われて、被保険者である本人が受け取れます。しかし、身体障害等級1級相当でも、保険会社による高度障害の条件を満たしていないと保険金は支払われません。

高度障害保険金の種類

｢高度障害保険金｣の類似保険金には三大疾病保険金･災害死亡保険金など、特約には介護特約･疾病障害特約･保険料払込免除特約などがあります。
　・三大疾病保険金…癌･急性心筋梗塞･脳卒中でも死亡保険金と同額が受け取れる
　・災害死亡保険金…不慮の事故や指定伝染病で死亡した場合に死亡保険金額に上乗せされる保険金
　・介護特約…一定期間要介護状態が続いた場合など
　・疾病障害特約…癌･急性心筋梗塞･脳卒中の三大疾病の状態になった場合など
　・保険料払込免除特約…三大疾病状態、1級から3級までの身体障害者手帳が交付された場合など

高度障害保険金の文章・例文

例文1.親友は交通事故の被害者となり高度障害保険金を受け取ったが、その後の人生を考えると気持ちはいつまで経っても晴れない。
例文2.高度障害保険金になる事まで想定して、保険契約を結ぶ人は本当に少数だろう。
例文3.健康と引き換えに死亡保険金相当を受け取るのが高度障害保険金である。
例文4.障害状態でも回復の見込みがあれば、高度障害保険金は支払われない。
例文5.死亡保険金や高度障害保険金を受け取っても、遺族や家族にとっては複雑な心境でどうすれば良いのか分からない。
｢高度障害保険金｣を受け取る家族やそんな状況についての例文となります。

高度障害保険金の会話例

• 生命保険の保険金支払い例を見ていると、詳細に書かれていて少し怖くなりますね。

• どんな事が書かれていたの？

• 癌などの病気や両目失明などで高度障害保険金が発生する場合などです。

• それは仕方がないよ。誰だって、明日どうなるか分からないし、健康だって悲惨な事故に巻き込まれて両足切断などに遭うかも知れないよね。だから、保険には事細かな状況に対して解説をする責任があるの。

職場同僚男女が、生命保険の｢高度障害保険金｣について会話をしています。

高度障害保険金の利用事例

30歳男性が定期保険に加入し、掛け捨てで毎月約900円の保険料を支払った例として、保険期間は10年でその間に事故や病気で高度障害と認められたら、｢高度障害保険金｣が死亡保険と同額の1000万円が受け取れる。10年間の総額保険料は約10万円なので、十分手厚い内容となっている。

高度障害保険金の関連保険

｢高度障害保険金｣の関連保険には、｢死亡保険｣｢定期保険｣｢三大疾病保険｣などが挙げられます。

高度障害保険金の関連用語

｢高度障害保険金｣の関連用語には、｢責任開始日｣｢三大疾病｣｢特約｣などが挙げられます。

高度障害保険金まとめ

｢高度障害保険金｣とは、両目の視力を喪失や言語機能の喪失など高度障害が認められた被保険者に支払われる保険金の事です。死亡保険金と同額になりますが、高度障害の条件は厳しいので身体障害等級1級相当でも条件満たしていないとして、支払われないケースが多々あります。