「告知義務違反」の意味や関連する保険、どんな時に使われるかを徹底解説!

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告知義務違反(こくちぎむいはん)

生命保険についてあれこれ調べていると、「告知義務」や「告知義務違反」という言葉が何度も登場する事だと思います。この言葉は、保険加入時に自身の健康や病歴を正直に告知する責任があるもので、違反すると受け取れるべき保険金が貰えないなどのペナルティがあります。それでは、実際にどのようになるのか調べてみました。

告知義務違反の意味とは

不特定多数が保険料を出し合う生命保険という仕組みは、被保険者が癌や死亡した際に保険金という形で支払われます。これはお互いが支え合うものなので、全員が正直に現在の健康状況や病歴を告知する事で成り立っています。健康状態が思わしくない人を多数契約すると、保険料の公平性が保たれなくなります。だから「告知義務」として、被保険者は新規契約の際に過去の病歴や通院歴、現在の健康状況などを詳細に告知する必要があります。これに違反するのが「告知義務違反」です。

告知義務違反の種類

「告知義務違反」があった場合はどうなるかと言うと、下記の通りです。
 ・契約解除…故意や過失で事実を告知しなかった場合は責任開始日から2年以内に限り、告知義務違反により生命保険会社が契約を解除できる。契約者や被保険者は保険金などを受け取れないが、解除返戻金は受け取れる。
 ・保険契約の取消…告知義務違反が特に悪質な場合は、保険金を受け取れない取消となり、詐欺と扱われるので保険料も戻ってこない。因みに”無効”は、保険契約が何かしらの要因で契約成立当初から効果を生じない事です。

告知義務違反の文章・例文

例文1.過去の病歴を黙って契約したのがバレて、保険会社から告知義務違反と伝えられた。
例文2.知り合いは告知義務違反となり、1年間支払った保険料が無駄になったと悔しがっていた。
例文3.過去の持病から、万が一で告知義務違反となったら癪なので、最初から過去の病歴に関係ない保険商品に加入した。
例文4.女性の場合は妊娠状況で虚偽するだけでも告知義務違反になる。
例文5.告知義務違反にならないよう、正直に告知書を記載すれば、特別慌てるような大事でもない。
「告知義務違反」に問われるケースなどの例文です。

告知義務違反の会話例

  • 生命保険に加入するのは簡単なようで、実は色々とあるんですね。

  • 想像していたよりも深い世界だと知ったかな?

  • 本当にそうです。若い人で保険料さえ支払っていれば、まったく問題がないと都合良く解釈していました。

  • 実は告知義務違反や保険無効、契約解除とかがあるんだよね。

生命保険に加入するのは簡単だと思っていた同僚男性に、女性が「告知義務違反」や無効、解除などがあるという会話をしています。

告知義務違反の利用事例

30歳女性が「告知義務違反」になった例です。出産したので給付金を申請したところ、保険会社から「告知義務違反」と通知が届いた。この女性は過去に宮内膜症の手術は申請していたが、その後の子宮の定期健診は無報告だった。これが問題となり、加療中の報告を怠ったとなり、給付金が支払われず契約解除となった。これは、告知書に書かれた内容とその後の定期健診に相違があると、保険会社が判断した結果となる。

告知義務違反の関連保険

「告知義務違反」の関連保険には、「生命保険」「死亡保険」「養老保険」などが挙げられます。

告知義務違反の関連用語

「告知義務違反」の関連用語には、「解除」「責任開始日」「時効」などが挙げられます。

告知義務違反まとめ

生命保険に加入する際には、被保険者の健康状態や過去の病歴を正直に告知しなければならない義務があります。これが「告知義務」で、全員が守る事で保険金支払いなどを実現しています。これを守れない場合は「告知義務違反」となり、契約者は保険契約が解除されたり保険金が受け取れないようになります。

 

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