急激・外来(きゅうげき・がいらい)
保険は被保険者があらゆる事態に遭うかも知れない事を想定しているので、突発的や偶然によって起こったものにも対処している保険商品も存在します。要するに、自動車保険や損害保険によくあるものですが、生命保険とはまた違った考えになるので少々理解し難いのも事実です。これらは「急激・外来」(急激かつ偶然な外来の事故)と呼ばれているので、その解説となります。
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急激・外来の意味とは
「急激・外来」とは正式には「急激かつ偶然な外来の事故」と呼ばれる保険用語を略したもので、自動車保険や損害保険(障害保険)として使用されます。意味は、これらの保険において、「急激(突発的)や偶然によって人の体に障害(外来)が起こった場合に補償する保険」となります。少々分かり辛いですが、要するに突発や偶然とは被保険者が予想できないので、これらが要因となる場合は保険会社から保険金が支払われます。具体的には、交通事故や運動時の打撲や骨折、作業中の事故等々です。より詳細な支払い対象は保険会社によって違いますが、海外旅行中のケガ、サッカーをしていた際のケガなどは該当しますが、ケンカや飲酒運転、地震などの災害でケガした場合は対象外となります。よって、この障害保険を「けが保険」や「転倒保険」とも呼ばれています。
急激・外来の種類
「急激・外来」は偶然や突発性が重要となるので、以下の条件に当てはまらないと保険会社から認められません。
・事故の急激性…突発的な事故で障害発生まで時間的憂慮がない状態で回避できない
・事故の偶然性…被害者である被保険者が事故を予知・予想できない
・事故の外来性…溺死など例外もあるが身体に障害痕跡が残り事故の原因となりうる
・身体の障害性…ケガだけでなくガスなどの中毒症状も含まれる場合がある
急激・外来の文章・例文
例文1.急激・外来とは偶然による事故でも保険金が支払われるものである。
例文2.急激・外来は障害保険の事で、偶然や突発的な事が原因でケガや死亡に備える保険となる。
例文3.一般人にとっては、駅などで誰かに誤って押されて転倒した際の保険が急激・外来と認識して問題ない。
例文4.急激・外来は生命保険や医療保険よりも身近な存在であり、今後はますます加入者が増えると予想されている。
例文5.急激・外来の平均的な死亡時の受取保険金は、数千万~1億円とされ年収や年齢によって違いがある。
「急激・外来」をより分かり易く解説した例文となります。
急激・外来の会話例
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足が痛っ! 遅刻しそうで急いでいたから、会社に来る前に転んじゃいました。
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大丈夫。もう学生時代みたいに若くないんだから、気を付けないと!
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軽い打撲ぐらいだから大丈夫ですよ。でも、こんな時に便利な保険ってないんですか?
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そうだねー、急激・外来とも呼ばれる障害保険に加入していれば、保険金が貰えたかも知れないね。
転倒して軽いケガをした同僚男性に、「急激・外来」の障害保険に加入していれば保険金が貰えたのにと、女性が忠告をします。
急激・外来の利用事例
30歳男性が、急激・外来に対応している障害保険に加入した例として、毎月保険料は約3500円、補償内容は本人死亡保険金が1000万、配偶者死亡保険金が800万、入院保険金は1日5000円などとなる。被保険者が死亡だけでなく、急激・外来の事故でケガをしても補償されるので、転倒などで骨折をしても入院・通院・手術などの保険金が支払われる。
急激・外来の関連保険
「急激・外来」の関連保険には、「自動車保険」「損害保険」「障害保険」などが挙げられます。
急激・外来の関連用語
「急激・外来」の関連用語には、「事故有係数適用期間」「保険価額」「後遺障害保険金」などが挙げられます。
急激・外来まとめ
「急激・外来」とは保険用語「急激かつ偶然な外来の事故」を略した呼び方で、自動車保険や損害保険において、突発的に発生した予測不可能な出来事に対して保険金を支払うものです。要するに、どんなに体に自信があり健康な人でも、日常生活では事故などに遭う危険性が潜んでいます。このリスクを防ぐのが損害保険や傷害保険であり、転倒などでも保険金が受け取れるので、ケガに対応した保険とも呼ばれています。
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