「無配当の保険」の意味や関連する保険、どんな時に使われるかを徹底解説!

無配当の保険(むはいとうのほけん)

生命保険には数多くの保険や商品がありますが、いくつかの方法で分類する事が出来ます。例えば、定期保険や養老保険など保険料払込期間や保障期間によって、他にも年金や満期保険金の有り無し、掛け捨て型と貯蓄型というのもあります。その様な分類には、”配当金”の有り無しも重要なポイントとなります。”配当金”が有る場合と無い場合では、どの様な意味や違いがあるのかまとめてみました。

無配当の保険の意味とは

「無配当の保険」は、その名の通り配当金が貰えない生命保険や関連保険の事で、「無配当保険」とも呼ばれています。反対に配当が有るのが「有配当保険」になります。一般的には配当が無い分で毎月の保険料が安くなるのが「無配当の保険」です。生命保険とは、これまでの予定率(予定死亡率・予定利率・予定事業率)から保険料を決定し、その後実際の結果によって保険料が多かったり過余益となった場合に配当金を契約者に分配します。ですから、過余益がない保険が「無配当の保険」とも言い換えられます。保険料支払いを安くしたいなら「無配当の保険」がお得に感じますが、一方で配当金がいくら貰えるのか興味が出るのも当然です。「有配当保険」は「3年ごと利差配当型」や「5年ごと利差配当型」が一般的で、それぞれ3年や5年毎に配当金が貰えます。気になる受取額ですが、実際のところは「無配当の保険」と保障額などで同条件なら多く払った分がそのまま還元される程度です。稀に保険会社の運用が想像以上に上手くいき配当が多少多くなる場合もありますが、これも反対に運用失敗した場合は配当金が少なくなりますし、場合によっては配当金が支払われません。要するに「有配当保険」でも必ず配当金が貰える訳ではなく、これは株取引の配当と同じ理屈です。

無配当の保険の種類

「無配当の保険」の代表としては、定期保険や終身保険や医療保険などとなります。これらでも、保険会社や商品によっては一部で「有配当保険」となる場合もあります。しかし、一般的には安い保険料で死亡時保険金が高いものは”掛け捨て型”で、「無配当の保険」が多くなります。「有配当保険」は、学資保険や年金保険などが多くなり”貯蓄型”となります。

無配当の保険の文章・例文

例文1.結婚したばかりで生活が不安定で出費も多いので、無配当の保険に加入するのを妻と決めた。
例文2.無配当の保険なので配当金はないが、保険料を抑えた分で株投資をしてそっちの配当金を毎年貰っている。
例文3.我が家では、医療保険は無配当の保険にすると決まっている。
例文4.無配当の保険と有配当保険のどちらが良いのか、ファイナンシャルプランナーに相談をした。
例文5.妹が無配当の保険に入ったと聞いたが、私は配当目的で断固として有配当保険しか眼中にない。これも性格の違いなのだろう。
「無配当の保険」を日常生活で使う場合の例文パターンです。

無配当の保険の会話例

  • 質問者アイコン

    生命保険に入るのを決めかねているんだって?

  • 回答者アイコン

    そうなの。掛け捨てと貯蓄でも、どっちの保険が良いか分からなくて混乱しています。

  • 質問者アイコン

    掛け捨てなら無配当の保険、貯蓄なら有配当になるし、毎月の保険料を抑えるなら無配当が良くなるよね。

  • 回答者アイコン

    そうなの。本当にどれが良いのか。いっその事両方の保険に入ろうかな(笑)。

「無配当の保険」と「有配当保険」のどちらを選択するか、職場の同僚女性が悩んでいる会話です。

無配当の保険の利用事例

30歳男性が終身タイプの医療保険に加入した例として、毎月保険料は約1600円の掛け捨てで、入院給付金は1日5000円、がん治療給付金は50万円となるが、「無配当の保険」なので配当はゼロ円で貰えません。

無配当の保険の関連保険

「無配当の保険」の関連保険には、「終身保険」「医療保険」「定期保険」などが挙げられます。

無配当の保険の関連用語

「無配当の保険」の関連用語には、「剰余金」「予定死亡率」「掛け捨て」などが挙げられます。

無配当の保険まとめ

「無配当の保険」は配当がない保険タイプで、主に掛け捨て型の終身保険や医療保険などが該当します。反対の意味となる3年や5年毎に配当金が出る保険が「有配当保険」で、貯蓄型の学資保険や年金保険などになります。毎月保険料を安くしたいなら「無配当の保険」で、将来的な運用なども気にするなら「有配当保険」がおススメとなります。

 

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