示談(じだん)
交通事故などのニュースが流れると、示談金という言葉をよく耳にすると思います。そもそも示談ってなんなのでしょうか?今回は示談の意味、そして実際に起こった事例など踏まえて解説していきます。
示談の意味とは
示談とは、事故の当事者双方が話し合いにより争いを解決することを意味します。つまり加害者と被害者が、警察、裁判所を介入させずに、話し合いによって事故の責任問題を解決することです。法律で示談とは和解であり、示談成立後に「示談書」を作られます。
示談の種類
示談には、民事事件の示談と刑事事件の示談があります。民事事件は、交通事故などが起きた際、当事者同士の示談交渉が行われ、決定した内容について示談書が作られます。また、自動車保険会社を通じて示談交渉をすることが可能で、必要書類や事故状況の証拠などを提出することで、後は保険会社の担当が示談交渉を行うというものです。
刑事事件の示談は、民事事件の示談と同様、基本的に公的な介入を受けることはないものの、示談が成立した後でも、刑事処罰が科せられる場合があります。
示談の文章・例文
例文1.双方の不注意で交通事故を起こしてしまったが、示談交渉が成立した為、賠償金は発生しなかった。
例文2.保険会社を通じて示談交渉を行うのは、原則として認められている。
例文3.ただし、こちらに過失がない場合、法律により保険会社を通じて示談交渉することはできない。
例文4.示談成立した後に作成される示談書は非常に重要な書類である。
例文5.刑事事件の示談は、必ずしも刑事処罰を免れるものではない。
示談は、必ずしも成立するものではありません。
示談の会話例
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昨日、交通事故が起きてしまって、それから相手側からの電話が鳴り止まないよ!
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それは大変だね!相手側はなんて言ってるの?
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示談してやるから100万払えってずっと言ってきて困ってるんだよ...
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無知につけこまれて不当な額を要求されてるかもしれないわ!こうなったら保険会社に一度相談してみましょう!
示談をする上で、少しでも不安がある場合は迷わず保険会社か弁護士に相談しましょう。
示談の利用事例
歩道でいた歩行者と車両が接触事故を起こした際、示談交渉により損害賠償が990万円から3,210万円に増額した事例があります。
示談の関連保険
保険会社を通じて示談を行う場合は、その保険会社の保険内容に示談交渉サービスが含まれているか、注意が必要です。
示談の関連用語
示談の関連用語には「過失割合」、「損害賠償金」などが挙げられます。
示談まとめ
事故が起きた際、解決する方法の一つとして示談があります。示談が一度でも成立すれば、後からの変更はできません。これは法律により当事者同士が和解し、これ以上の争いを行わないことを約束しているからです。なので示談を行う際は、示談で決めた内容に漏れがないか、十分に注意をすることが必要です。
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