「水災」の意味や関連する保険、どんな時に使われるかを徹底解説！

水災(すいさい)

近年は集中豪雨などの大雨被害が全国各地で起こるので、水害被害についても大きな関心が持たれています。その関連ワードとなるのが｢水災｣で、生命保険会社も火災保険に織り込んで対応が迫られている程です。例えば、床上浸水の被害に遭ったら保険金や補償はどうなるのか？ これだけ被害が年々増えていると、手厚い補償内容が繰り込まれている気がするものです。それでは、｢水災｣とはどのようなものか調べてみました。

水災の意味とは

言葉としての｢水災｣は洪水被害の事で、"水害"や"水難"も同じ様な意味です。これが保険用語となると、台風や集中豪雨などで発生した建物や家財などへの被害の補償となります。要するに、水害被害に遭っても、加入する火災保険の補償内容が｢水災｣に対応していれば、保険金を受け取れます。逆に言うなら、いくら火災保険を契約していても、水災補償を付けていないと、保険金を受け取るのは極めて難しくなります。それぞれの保険商品によって、補償内容や保険金に差があるので、通常の生命保険以上に慎重に選ぶのが望ましいです。

水災の種類

｢水災｣による補償例としては、大きく2種類に分けられます。
　・建物…台風や洪水などで家屋が流されたり、床上浸水すると保険金が発生
　・家財…台風などで家財が流されたり、床上浸水で家財が壊れたら保険金が発生
火災保険の補償内容には｢水災｣以外にも類似として、以下のようなものがあります。
　・火災や落雷など…建物火災、隣家火災、ボヤなど
　・風災や雪災など…強風で屋根が飛ばされる、窓ガラス破壊など
　・水漏れなど…床の水浸し、上階からの水漏れなど
　・盗難…空き巣被害など
火災保険に加入し、補償内容が対応していればこれらでも保険金を受け取れます。

水災の文章・例文

例文1.集中豪雨で甚大な被害を被ったが、水災補償で保険金が入り何とか助かった。
例文2.友人宅は新築だったのに、台風の被害を諸に受けた。本人は、水災に対応する火災保険に入っていればと、今でも悔やんでいる。
例文3.運転中に冠水目前の水災に遭った時の恐怖は、今でも覚えている。
例文4.水災だけでなく、火災や風災にも対応している火災保険に入るのが、今の温暖化の日本では常識となりつつある。
例文5.水災補償をどうするか悩んでいるなら、自宅付近のハザードマップを確認して最終判断すべきだ。
火災保険の補償内容の｢水災｣や水害という意味での例文となります。

水災の会話例

• 今年も台風が何度も直撃するんだろうね！

• 全国各地どこが甚大被害となってもおかしくないよね。

• そう言えば、新築の一戸建てには火災保険入っているんですか？

• 当然でしょう！ 水災補償も入っているから、少しは台風が来ても心の余裕があるよ。

同僚男女が台風被害や新築住宅の火災保険｢水災補償｣について会話をしています。

水災の利用事例

一般的な木造住宅で年間保険料2万5000円の火災保険･水災補償ありに契約し、集中豪雨被害に遭った例として、1階は床上浸水で家財の多くが損壊した場合は、建物の損害保険金が約1600万、家財の損害保険金が約220万、その他費用など諸々が約100万で合計約1920万が補償され保険金を受け取った。

水災の関連保険

｢水災｣の関連保険には、｢火災保険｣｢地震保険｣などが挙げられます。

水災の関連用語

｢水災｣の関連用語には、｢損害保険金｣｢家財｣｢洪水ハザードマップ｣などが挙げられます。

水災まとめ

火災保険における｢水災｣とは、台風や豪雨などで建物が床上浸水やそれ以上の被害に遭った場合に保険金を受け取れる補償の事です。｢水災｣は火災保険の基本補償に組み込まれている場合もあれば、自ら選択する場合もあるので、注意が必要です。