「第三分野」の意味や関連する保険、どんな時に使われるかを徹底解説!

第三分野(だいさんぶんや)

日本における保険の分類で、第一分野とは生命保険固有の分野で、第二分野とは損害保険固有の分野となっています。そして、その中間に位置する「第三分野」と呼ばれる保険があります。この第三分野とは、どのような分野なのでしょうか?今回はそんな「第三分野」について解説していきます。

第三分野の意味とは

「第三分野」とは、第一分野、第二分野のいずれにも属さない疾病、障害分野の保険分野のことを指します。通常は、生命保険なら生命保険会社、損害保険なら損害保険会社でしか取り扱うことができませんが、第三分野保険は、そのどちらの保険会社でも取り扱うことができます。基本的に、病気、けが、介護などを保障する保険は、生命保険にも損害保険にも属さない第三分野の保険と分類されています。

第三分野の背景

当時、第三分野の保険の取り扱いが中小の国内生命保険会社と外資の生命保険会社に限られていました。しかし1996年、保険業の規制緩和を目的とした新保険業法が施行され、生命保険業と損害保険業の相互参入が可能になりました。その後、2001年に第三分野の販売が完全に自由化され、多くの保険会社が参入することになりました。

第三分野の文章・例文

例文1.第三分野は、保険業法で規定されている分類のひとつである。
例文2.第三分野は、生命保険会社でも損害保険会社でも取り扱うことができる。
例文3.傷害、疾病、介護などの保険分野を第三分野という。
例文4.第三分野保険の自由化に伴って様々な保険商品が登場していった。
例文5.第三分野における不払いが生じ、他分野と比べて悪質さが目立つと指摘されている。
2005年、各大手保険会社で、第三分野保険の不払いが発覚しました。

第三分野の会話例

  • 質問者アイコン

    なんで第三分野保険は不払いが生じているの?

  • 回答者アイコン

    その背景には、保障することよりも商品開発に力を入れていて、契約時の説明不足や、大量に開発された商品の全体像を把握できなかったからよ。

  • 質問者アイコン

    つまり利益を優先してしまったんだね。

  • 回答者アイコン

    そうね、結果、保険会社の信頼が揺らいだわ。

2007年、これらは金融庁に指摘され、業務改善命令を受けました。

第三分野の種類

第三分野に位置する保険は、「医療保険」「ガン保険」「介護保険」「傷害保険」など様々な種類の保険があります。

第三分野の関連保険

関連保険には「生命保険」「損害保険」があります。

第三分野の関連用語

関連用語には「第一分野」「第二分野」が挙げられます。

第三分野まとめ

第三分野に位置する保険は、けがや病気など日常生活になじみやすいものですが、その分、多種多様な保険商品があるため、自分のニーズに合った保険に加入することがとても大事です。

 

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