「7大疾病」の意味や関連する保険、どんな時に使われるかを徹底解説!

7大疾病(ななだいしっぺい)

これまでは「3大疾病」が保険業界では大きく取り上げられ保険商品の中枢でしたが、近年は生活習慣病にも対応した「7大疾病」まで含める場合が多くなっています。それだけより多くの人をケアする保険商品が求められているのが実情なのです。「7大疾病」は「3大疾病」を含み、さらに4疾病を追加したもので、日本人死因の上位を完全に網羅した事になります。

7大疾病の意味とは

「7大疾病」とは「3大疾病」に生活習慣などが原因となる大病を追加したものです。
 ・3大疾病…癌(悪性新生物・腫瘍)・心疾患(急性心筋梗塞)・脳血管疾患(脳卒中)
 ・7大疾病…癌・急性心筋梗塞・脳卒中に慢性腎不全・肝硬変・ 糖尿病・高血圧性疾患を追加
この7つの病気を「7大疾病」や「7大生活習慣病」と呼び、また癌だけを例外として除外し残りを「6大疾病」と呼ぶ場合もあります。日本人死因ランキングを見ると、男女とも常に癌は1位で、以降は男女で多少違いもありますが男性では2位が心疾患、3位が脳血管疾患又は肺炎となります。慢性腎不全・肝硬変・ 糖尿病・高血圧性疾患は死因ランキングでは上位になりませんが、発病すると入院が長期化し自己負担などが増えるので、そこを考慮されて近年は保険商品と加入者が増えています。しかし、注意点としては保険商品が増えてはいますが、まだ3大疾病主流がメインとなっているのが実情で、特約として「7大疾病」を付けるのが多いです。すると、保険料払いが高くなってしまいがちですし、本当に健康な人にそこまで保障を付ける意味があるのか、疑問視する声が僅かながらあるのも事実です。「3大疾病」までの保険にするか、さらに万が一を考慮して「7大疾病」対応にするかは、それぞれの考え次第となります。

7大疾病の種類

「7大疾病」に対応している保険商品は、以下の様な特徴が備わっています。
 ・入院期間が長くなるので入院給付金支払い日数を無制限対応など
 ・手術給付金の対応手術数を増加し1000種類対応など
 ・7大疾病以外にも様々な特約を追加可能
さらに、「7大疾病保障付住宅ローン」や「8大疾病特約」(7大疾病に慢性膵炎を追加)など新しいものが続々登場しています。

7大疾病の文章・例文

例文1.父を肝硬変で亡くし、その際にがん保険は対応していなかったので、私は7大疾病を特約で付けた。
例文2.お酒大好きで肉食中心を止められないなら、将来不安から7大疾病の保険に入るのが家族の為だ。
例文3.7大疾病の特約を付けて契約したいが、毎月の保険料が1万円になりそうで躊躇している。
例文4.7大疾病は癌以外にも、日本人死因の上位となる病気にほぼ対応している。
例文5.子供の頃から甘い物が大好きで、大人になったらアルコールも覚え糖尿病まっしぐらなので、7大疾病の保険商品を加入するしか選択肢がないのが私だ。
「7大疾病」を使いそうな状況を踏まえた例文となります。

7大疾病の会話例

  • 質問者アイコン

    俺は甘い物が本当に好きなんですよ!だから今日も大福2個とアイスを食べます。

  • 回答者アイコン

    ちょっと、昔から甘い物は別腹って言うけど、毎日食べ過ぎじゃない!

  • 質問者アイコン

    さすがに最近は糖尿病とか成人病になるか不安が過りますけどね。

  • 回答者アイコン

    それなら医療保険は7大疾病に対応し、一時金も出る特約が付いているのに契約しないとダメだよ

甘い物好きな同僚男性に、「7大疾病」の保険に入るよう勧める会話です。

7大疾病の利用事例

30歳男性が7大疾病に対応している医療保険に加入した例として、毎月保険料は約1500円ながら、入院給付金は1日5000円、手術給付金は1回10万円、先進医療給付金は通算2000万円などの手厚い保障となっている。この保険に特約を加えると、その分で保険料が高くなる。

7大疾病の関連保険

「7大疾病」の関連保険には、「医療保険」「生活習慣病保険」「終身保険」などが挙げられます。

7大疾病の関連用語

「7大疾病」の関連用語には、「就業不能状態」「肝疾患」「先進医療給付金」などが挙げられます。

7大疾病まとめ

「7大疾病」とは、「3大疾病」である癌・急性心筋梗塞・脳卒中に、生活習慣病とされる慢性腎不全・肝硬変・ 糖尿病・高血圧性疾患を追加したものです。これらの「7大疾病」は入院期間が長引く傾向なので、対応している商品や特約などは入院費用などを手厚く保障するのが特徴となっています。しかし、保険料が高くなるので、健康な人にそこまで保険を付けるべきなのか意見が分かれるのも事実です。

 

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